コラム
新創業融資制度を素人でもわかるように詳しく説明!
「新創業融資制度」は、日本政策金融公庫が提供する起業支援のための融資制度です。ここでは、初心者にも分かりやすく解説します。
新創業融資制度とは?
新創業融資制度は、主に新しく事業を始める人や事業を始めてから2年未満の人を対象にした融資制度です。この制度の特徴は、担保や保証人を必要としないことです。
主な特徴
- 無担保・無保証人:通常の融資では、担保や保証人が求められますが、新創業融資制度ではこれが不要です。これにより、資金調達のハードルが低くなっています。
- 迅速な融資実行:通常の融資では審査に2~3ヶ月かかることが一般的ですが、新創業融資制度では1ヶ月半程度で融資が実行されるため、早急に資金を必要とする場合に有利です。
- 自己資金要件:一般的な「制度融資」では、資金の2分の1もしくは3分の1程度を自己資金として準備することが多い中、「新創業融資制度」では、必要な自己資金要件が撤廃されました
メリット
- 無担保・無保証人:担保や保証人を準備する必要がないため、資金調達がしやすいです。
- 迅速な資金調達:他の融資制度と比べて、融資実行までの期間が短いです。
- 起業家に有利な条件:個人保証も不要であるため、リスクを軽減できます。
- 通常の融資より低い利率での融資が可能です。
デメリット
- 融資上限:7,200万円(うち運転資金4,800万円)がありますが上限額まで融資をうけることは難しいのが現状です
融資を受けるための注意点
- 審査に通過することが必要:融資を受けるためには審査を通過する必要があります。事業計画をしっかりと作成し、自己資金を用意することが重要です。
- 返済計画を立てる:融資は返済が必要です。返済計画を事前にしっかりと立てて、無理のない資金運用を心がけましょう。
- 他の資金調達方法も検討:助成金や補助金など、返済不要の資金調達方法も併用すると、より安定した事業運営が可能になります。
まとめ
新創業融資制度は、これから事業を始める方や創業間もない方にとって非常に有用な資金調達手段です。無担保・無保証人で利用できる点や迅速な資金調達が可能な点が大きなメリットですが、金利や融資上限には注意が必要です。しっかりとした事業計画を立て、他の資金調達方法も併用することで、安定した事業運営を目指しましょう。
コラムの著者
認定支援機関 株式会社アドベンチャーワン 代表取締役。補助金申請と融資の活用に精通したコンサルタント。主に小規模の~中規模企業の資金調達を支援し数多くの成功事例を持ちます。迅速かつ正確な申請手続きと、効果的な資金活用のアドバイスを提供します。補助金を最大限に活用したい企業にとって、頼れるパートナー。
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