コラム
認定支援機関ってなに?を素人でも分かるようにご説明
認定支援機関の役割からご説明!
定義と役割
認定支援機関(にんていしえんきかん)は、経済産業省や中小企業庁により認定された、公的または民間の機関であり、中小企業や小規模事業者に対して経営改善や成長支援を提供する役割を担っているのです
主な役割
- 経営相談: 経営改善や成長のための具体的なアドバイスを行います。
- 資金調達支援: 補助金や助成金、融資制度の利用を支援し、申請手続きのサポートを行います。
- 事業計画策定: 効果的な事業計画の作成を支援し、実現可能な目標設定をサポートします。
- 専門家派遣: 必要に応じて専門家を派遣し、特定の課題に対する専門的な支援を提供します。
種類
認定支援機関には、以下のような機関があります :
- 商工会議所や商工会: 地域の中小企業支援を主に行う。
- 中小企業団体: 業界全体の発展を目指して活動。
- 民間コンサルティング会社: 専門的な経営コンサルティングを提供。
- 金融機関: 資金調達支援を含む総合的な経営支援。
3つの利用するメリット
- 専門的なアドバイス: 各分野の専門家からの具体的な助言を受けることができます。
- 資金調達のサポート: 補助金や助成金の申請を支援し、必要な資金を効率よく調達する手助けを行います。
- 事業計画の策定: 成長を目指す事業計画の策定支援により、事業の成功可能性を高めます。
実績報告と透明性
認定支援機関は、その支援実績や専門知見を公開し、支援の透明性を確保します。これにより、中小企業は信頼性の高い支援を受けることができます。
認定支援機関は、中小企業や小規模事業者にとって頼りになる存在です。経営の改善や成長を目指すために、積極的に利用することをお勧めします。
それでは認定支援機関の利用方法をご紹介させていただきます!
1. 認定支援機関の選定
まず、自分の事業に適した認定支援機関を選ぶ必要があります。選定には以下の方法があります:
- 中小企業庁のウェブサイト: 認定支援機関のリストが掲載されています。
- 地域の商工会議所や商工会: 地域に密着した支援機関を紹介してくれます。
- 「ミラサポplus」: GビズIDを利用して支援機関を検索し、連絡先やサービス内容を確認できます。
2. 相談の予約
選定した支援機関に連絡を取り、相談の予約をします。予約は電話、メール、またはウェブサイトから行えます。以下の情報を伝えるとスムーズです:
- 事業の概要
- 相談したい内容
- 希望する相談日時
3. 相談の準備
相談に向けて以下の準備を行います:
- 事業計画書: できるだけ詳細に事業の内容、目標、戦略を記載します。
- 財務資料: 決算書、収支計画書などの財務資料を用意します。
- 質問リスト: 相談したいポイントや不明点をリストアップしておきます。
- 会社概要:現在、過去を示す資料を準備しましょう
4. 相談の実施
予約した日時に支援機関を訪問し、相談を行います。支援機関の専門家が、事業計画のブラッシュアップ、資金調達の方法、経営課題の解決策などについてアドバイスを提供します。
5. フォローアップ
相談後も、支援機関は継続的なサポートを提供します。以下のようなフォローアップが含まれます:
- 定期的な進捗確認: 事業の進捗や新たな課題について定期的にチェックします。
- 追加支援: 必要に応じて追加の専門家派遣や具体的な支援を提供します。
6. 補助金・助成金の申請支援
認定支援機関は、補助金や助成金の申請支援も行います。以下の手順で進めます:
- 要件確認: 申請対象となる補助金・助成金の要件を確認します。
- 申請書の作成: 必要な申請書類を支援機関の指導のもとで作成します。
- 申請手続き: 申請書類を提出し、支援機関のフォローを受けながら手続きを進めます。
<まとめ>
認定支援機関を利用するメリットとデメリット
メリット
- 専門的なサポートが受けられる
- 認定支援機関は、経営、財務、人材、技術などの専門家が揃っているため、幅広い分野での支援が受けられます。これにより、具体的で実践的なアドバイスが得られます。
- 補助金・助成金の申請支援
- 補助金や助成金の申請手続きをサポートしてもらえるため、手続きの負担が軽減され、受給の可能性が高まります。書類の作成や提出方法など、細かな部分までアドバイスを受けられます。
- 資金調達のサポート
- 融資や出資などの資金調達に関する支援を受けられます。適切な資金調達方法を選定し、成功するための準備を整えることができます。
- 継続的なフォローアップ
- 相談後も継続的なサポートが提供されるため、経営の改善や成長のためのフォローアップが期待できます。定期的なチェックや追加の支援が受けられる点は大きなメリットです。
- 信頼性と透明性
- 認定支援機関は公的な認定を受けているため、信頼性が高く、透明性のある支援が提供されます。経営課題の解決に向けて、安心して相談できる環境が整っています。
デメリット
- 利用までのハードル
- 認定支援機関を利用するためには、事前の予約や事業計画書の準備などが必要です。初めて利用する際には、手間や時間がかかる場合があります。
- 費用がかかる場合がある
- 一部の支援については費用が発生することがあります。特に、民間のコンサルティング会社などでは、サービス内容によっては有料となるケースがあります。
- 支援内容が限定される場合がある
- 認定支援機関ごとに得意分野が異なるため、自分の事業のニーズに完全に合致しない場合もあります。支援機関の選定に慎重さが求められます。
- 利用者が多い場合の対応
- 認定支援機関が人気で利用者が多い場合、予約が取りにくかったり、対応が遅れることがあります。特に申請期限が迫っている場合などには注意が必要です。
まとめ
認定支援機関を利用することには多くのメリットがあり、特に専門的なアドバイスや資金調達のサポートが得られる点は大きな利点です。ただし、利用にあたっては事前準備や費用がかかる場合もあるため、自分の事業に合った支援機関を選び、計画的に利用することが重要です。
コラムの著者
認定支援機関 株式会社アドベンチャーワン 代表取締役。補助金申請と融資の活用に精通したコンサルタント。主に小規模の~中規模企業の資金調達を支援し数多くの成功事例を持ちます。迅速かつ正確な申請手続きと、効果的な資金活用のアドバイスを提供します。補助金を最大限に活用したい企業にとって、頼れるパートナー。
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